「A型ですね。ここに赤い線が出てます」と看護師さんが見せてくれた検査結果。鼻に綿棒を突っ込まれた後、別室で隔離され待つこと10分で診断が出た。どうも熱が高いと思ったら、人生初インフルエンザだ。
 小所帯なので、総局員にうつったら大変。処方された薬をのんで家でおとなしくしていると、3日ほどで熱は下がり、周囲に感染者も出ず、ほっとした。
 昨年11月末から、青森では鳥インフルエンザも猛威を振るった。青森市の家禽(かきん)農場で発生した当時、県内では野鳥の感染報告もなく、まさかの飛び火。
 人間と違って、感染拡大を防ぐため、家禽はすぐさま殺処分となる。これまでに7道県で10件発生、約138万羽が埋却された。野鳥の感染は20道府県で200件を超える。
 今回検出されているH5N6型ウイルスの人への感染例は、いずれも中国国内。2013年以降多数の死者が出ているH7N9型も昨秋から中国で人の感染が増えている。大半は鳥と接触があり、人から人への持続的な感染は確認されていないというから、ちょっと安心。それでも、うがい、手洗いはまめにしておこう。
(青森総局長 阿久津康子)