登米市の公民館で、小さい子どもと親が遊ぶ催しがあった。意識的に「遊び場」をつくり、子どもたちの遊ぶ機会を増やそうという趣旨で、母親グループが企画した。
 背景は少子化。「昔は外に出れば多くの子どもたちが遊んでいて、子どもはその中に交じって自然と元気に育っていた。今は友達が少なく、そうはいかない」と主催した女性は話す。
 参加した大人の半分が父親だったのも興味深かった。「普段は仕事で忙しく、長い時間子どもと過ごせないが、今日は娘といっぱい遊べる」「他のお父さんたちと話せるいい機会だ」と男性陣。嫌々ながら参加したという口ぶりではない。男性にとっても子育ては大事な問題なのだという。
 登米市が掲げる重点戦略の筆頭は「子育て応援」。「健康長寿」や「産業振興」よりも前に位置付け、保育料の援助や「認定こども園」の整備などの施策を進める。
 4月には登米市長選、市議選がある。立候補者の多くはパンフレットを作り政策を訴える。子育て世代にとって心に響く主張はあるか。これを機に政治に目を向けてみてはどうだろう。(登米支局長 本多秀行)