楽しみながら仕事ができればいい結果が得られることが多い。紙面作りも心持ち一つで見出しやレイアウトに躍動感が生まれる。特にスポーツ面は担当者の「ノリ」が紙面にくっきり表れる。今季、東北楽天の快進撃のおかげでプロ野球の紙面は生き生きしている。
 天と地ほどの違いがあると言っては大げさか。昨季は4月中旬から黒星が増え「悪夢」「試練」などの見出しが出始めた。リーグ中盤の反撃も生かせず終盤失速した。そのイメージを残したまま、今季の紙面作りに入ったスポーツ面担当はうれしい悲鳴を上げている。
 優しい語句や叱咤(しった)激励調の見出しが持ち味の部員は相好を崩し「チームが調子がいいときの負け見出しは難しいな」。昨季の苦悶(くもん)の色を浮かべながらの作業はどこへやら。
 勝ち負けを正確に伝えることが最優先されるスポーツ面だが、試合を重ねるごとのファンのワクワク感を盛り込み球場の熱気を支え続けたいものだ。
 だんだんと「首位楽天」に慣れてきた部員は、近鉄や日本ハムで就任2年目にリーグ制覇を果たした梨田昌孝監督の手腕を信じ紙面作りを楽しんでいる。(整理部次長 足利克寛)