朝刊ワイド東北面のコーナー「あすへ 東日本大震災」に、再生を後押しする思いや取り組みに光を当てた記事を毎日掲載している。2012年4月に設けた常設ページ「あすへ 3.11掲示板」を引き継ぎ、15年3月に今の掲載スタイルにして2年余りになる。
 このコーナーで取り上げる対象は全国に広がる。今月20日は「絵本で感じる6年の歩み」という見出しの記事を載せた。絵本で被災者の心の痛みを癒やそうと活動を続ける兵庫県の一般社団法人「道しるべ」が、6月に仙台で震災からの6年展を開くという内容だ。
 道しるべ代表の絵本セラピスト更家(さらいえ)なおこさんとは震災取材班時代の14年秋に出会った。関西から思いを寄せ行動する姿を何度か記事にした。今回の6年展は道しるべのメンバーと心を通わせた東北の仲間らと共に開く。現在の震災班がその記事を仕上げた。
 20日の「あすへ」は「『震災と文学』本年度も開講 仙台」という記事も紹介した。震災の風化も指摘されるが、再生を願う腰を据えた模索は今も各地に根を張る。そうした一つ一つの積み重ねが明日への扉を開く力になる気がする。(報道部長代理 松田博英)