日曜昼にTBS系で放送される「噂(うわさ)の!東京マガジン」に、「やってTRY!」というコーナーがある。
 若い女性が街角で料理を作るのだが、放送されるのは失敗例。牛肉と豚肉、サバとイワシを間違えたり、材料を焦がしたり。その後に手本を見せるプロの手さばきに、ため息が出る。
 5月の全国紙に、番組に対する女子高校生の投書が掲載された。「根底にあるのは『料理は女性の役目』という考え方」と記し、男性にも取材をと結ぶ。
 ムムム耳が痛い。と思ったら先日、意外な展開が。
 題目はミートソーススパゲティ。うまく作れなかった彼女に代わり彼氏が登場。ゆでた麺が固まらないようオリーブオイルをかけ、手際よくひき肉を炒め、コク出しのコンソメを砕いて入れる。「超おいしい」と彼女は感激していた。
 スポーツ面にシンクロナイズドスイミング男子の記事が載る時代だ。この手の話で「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」という土佐日記の一節を引くのも、もはや古いのかもしれない。
 それにしても、あの2人の行く末が気になる。そう考えた時点で古いか。(整理部次長 村上朋弘)