普段の紙面作りで心掛けていることの一つが、できるだけいろんな「へぇ」や「ほぉ」を盛り込むようにすることだ。びっくりするようなニュースではなくても、紙面を開いてくれた人にとって、何かを感じたり考えたりするきっかけになればと思っている。
 もうすぐ8月、夏休み真っ盛りだ。今、身近にある「へぇ」や「ほぉ」を探して一生懸命なのは、「自由研究」に取り組んでいる小学生たちだろう。自分が経験した昭和の頃とは、当たり前だが、取り巻く環境がまるで様変わりしている。
 インターネットで検索すると、自由研究のサイトがめじろ押しだ。テーマ探しのヒントから、まとめ方の指南まで至れり尽くせり。本格的な研究もあれば、忙しい子どもたちのために1日で済むものも用意されている。教育関係ではない企業も工夫を凝らして、親子の取り込みに熱心だ。
 「何をやってもいい」と「何でもできる」が、イコールではないことに気付かされるのも自由研究。それでも、知りたいという心はどんどん大きくなっていく。「へぇ」や「ほぉ」にたどり着いた時のうれしさは、昔も今も同じはずだ。
(整理部次長 小川雅洋)