東京支社の仲間5人は、入社10~20年の脂が乗り切った記者たち。ほとんどが、かつて本社の取材班で一緒だったメンバーだ。
 そのときと比べ取材、執筆の力は厚みを増していて頼もしい。一人一人の力量が紙面にダイレクトに表れるのも小所帯の醍醐味(だいごみ)。
 8月の内閣改造で小野寺五典防衛相(衆院宮城6区)が再登板した。北朝鮮の弾道ミサイルや前大臣の尻拭いなど課題は山積み。
 担当は以前、宮城県政班で一緒に働いた記者。なじみのない防衛省取材にややプレッシャーを感じたようだが、重要閣僚の仕事ぶりを目の当たりにできるのはまたとないチャンス。インタビューに始まり、言動を丹念に追っている。
 就任1カ月に合わせ、手腕への評価や批判をまとめた読み物を出してきた。夏休みが控えていたこともあってか、写真に発言録を添えるなど力が入っていた。
 掲載は9月3日の2面。大きく扱ってもらったはいいが、その日に北朝鮮が6回目の核実験を強行した。日がずれたら記事は吹っ飛んでいたかもしれない。
 ある意味、運がいい。地道な取材が続々と強運を呼び込むはずだ。(東京支社編集部長 吉岡政道)