バスケットボール女子の顔だった山形市出身の大神(おおが)雄子さん(35)が2日、今季限りで現役を引退することを表明した。6月、自身のフェイスブックでにおわせていたが、本当のことになってしまった。
 山形一中で全国大会準優勝を果たすと、親元を離れて名門の愛知・桜花学園高に進んで数々の日本一を経験。社会人では2015年に13年ぶりに外れるまで日本代表の主力を務め、日本人2人目の米女子プロリーグ選手にもなった。
 抜群の速さと技術、野性味あふれるプレーで、観客の心をつかんだ。「常に全力」を身上に、より上のレベルを求める姿は、他の選手をも刺激し、チームの垣根を越えて慕われた。
 今後は指導者を目指すという。「経験を伝えるのが恩返し。コーチングの勉強をしたい。(将来は)五輪代表のヘッドコーチになれたら」と語る。
 開幕前に引退を発表することで、現役を締めくくるリーグに懸ける思いを示した。宮城では幸い、所属するトヨタ自動車の試合が来年1月20、21日、白石市である。最後まで変わらないであろう「常に全力」のプレーを焼き付けたい。
(整理部次長 細谷隆)