会社帰り、自宅そばのコンビニF店で缶チューハイを買うのを日課としていた。いつの間にか成人認証のタッチパネルが導入されていて面食らった。
 こんなおじさんに20歳以上かどうか問うのになんの意味があるのか。画一的にマニュアル化すればいいってもんじゃない。かつてトラブルも起きたし、テレビのご意見番劇団座長も憤慨していたのを思い出す。
 大手では導入したS店やL店と違って、F店だけは認証ではなく店員による目視確認だった。重宝していたのに。F店広報は「法令順守の観点と店のスタッフがスムーズに確認作業を進められるため、夏以降全国導入した。トラブルは聞いていない」という。
 法令順守は無論だが、なぜ今になってなのか。簡単にはうなずけない。酒類はF店で買うのをやめた。遠くたって重くたって認証のないお店で買って帰る。
 たかがタッチパネルかもしれないが、自分にはされどのこだわりなのだ。「なにもそんなに目くじらを立てなくても」。知人から突っ込まれる。「(河北新報日曜掲載の)『おじさん図鑑』に似てきたんじゃないの?」。うーん。(生活文化部長代理 佐藤英博)