衆院選が終わった。
 候補者にとっては、当選するとしないとでは、天と地ほどの差がある。それこそ生死を懸けた戦いだ。選挙報道は「攻防」「背水の陣」「主戦場」等々、戦国時代を思わせるかのような表現が多くなる。
 それにならえば、こちらは「援軍」か。公示日と投開票日、本社から応援が来てくれた。うち2人は、昨春と今春まで秋田で勤務していた女性記者だ。
 応援といっても、誰でもいいというわけではない。選挙事務所に行って、誰に話を聞いたらいいのか分からないのでは話にならない。土地勘や人脈がある程度は必要だ。その点、2人とも申し分ない。応援派遣の話があった時、まずはこの2人を「逆指名」した。
 うれしいことに、2人とも嫌な顔をせず、はせ参じてくれた。こちらが求める以上のことを取材し、情報を集めてくれた。
 もう一つうれしかったのは、秋田にいた時よりも、記者として一回りたくましくなっていたことだ。仕事の充実ぶりや自信が、話の端々から伝わってきた。
 次はいつ、助太刀に来てくれるのだろう。再会が楽しみだ。
(秋田総局長 宮川宏)