文化の日を迎える11月初旬は、各分野で活躍し社会に貢献してきた方々の功績に触れる時期でもある。きょう2日は秋の褒章受章者の発表日。朝刊の紙面に東北各地や宮城県内の受章者の喜びの声を載せている。
 10月下旬には文化勲章と文化功労者の発表があり、重量挙げの五輪金メダリスト三宅義信さん(77)=宮城県村田町出身=らが文化功労者に選ばれた。3日は秋の叙勲受章者の喜びの声を紙面で紹介する予定だ。
 東北在住もしくは東北ゆかりの受章者を取材するのは、主に本社の報道部や東北各地の総支局の記者。私も新人時代から、毎年のように何人もの受章者に取材する機会をもらってきた。
 長年じっくり腰を据えて社会の一隅を照らしてきた方が多く、取材では一人一人の人生そのものと向き合う。たくさんのことを学ばせていただいた。
 今はデスク席で、若い記者から届く喜びの声の原稿に目を通す。長々とした文章ではなく、限られた行数の中に、一心にささげてきた取り組みへの思いが凝縮されている。一緒に送られてくる顔写真の表情に、地道に年輪を積み重ねた人のすがすがしさを感じる。
(報道部長代理 松田博英)