審査員の一人として先日、市民写真コンクール応募作品を見せていただいた。名所や行事、生活、産業など気仙沼の魅力を伝えるのが目的で、入賞作品は来年のカレンダーに使われる。
 市内外から76点が寄せられた。昨年に比べて特徴と言えるのが、今春架橋された気仙沼大島大橋を取り上げた作品の多さだろう。
 中心モチーフにするものだけで十数点あり、小さく写り込んでいる作品を含めれば4分の1を超す。どれも力作だがカレンダーにする性格上、似た構図を選ぶわけにはいかず苦労した。
 10月末には橋を歩いて渡る見学会があり、約400人が参加し盛況だったという。写真コンクールともども、大島大橋への市民の期待が、いかに大きいか見て取れる。
 大島と本土を結ぶ航路は片道25分ほどだ。決して遠くはないものの海が荒れれば運航見合わせとなり、急病ともなれば命に関わる。島民にとって橋は長年の悲願。希望そのものなのだ。
 開通は2019年3月の見込み。その年のコンクールでは、また大島大橋の写真が殺到しそうだ。審査は大変だろうなあ。(気仙沼総局長 菅ノ又治郎)