プロ野球の東北楽天が、日本シリーズ出場権を懸けたクライマックスシリーズのファイナルステージで、ソフトバンクに惜敗した。と、ここまで書けば分かるように、片仮名が多くて言葉が長過ぎる。デスクから出稿する1面の原稿を書いていて、めまいがした。
 「クライマックスシリーズ」は2回目以降にCSと略表記できる。しかし、対戦チーム名はもちろん、「レギュラーシーズン」「ファイナルステージ」を強引に「RS」とか「FS」には略せない。さらに、リーグ優勝チームに与えられる1勝の「アドバンテージ」や会場名の「ヤフオクドーム」(福岡市)も長い。
 こうして長い片仮名表記をクリアしたときには既に15行も費やしていた。全体的な行数の圧縮を意識しながら、試合経過を加筆するものの、「ウィーラー内野手」の「ィ」を「イ」にするなどの単純な間違いも生じやすい。ひそかにひやひやしながら書いていた。
 デスクの危なっかしい作業とは対照的に、CSを取材した記者5人の出稿ぶりは精力的。連日、スポーツ面や社会面を飾り、東北楽天の長いシーズンを報じ切った。(スポーツ部次長 薄葉茂)