1字違えば大変な言葉だが、こちらは癒やしの言葉で私の造語。確か、おつまみ昆布にも同じ名前の商品があったと記憶しているが、私は専ら温泉、それも大崎市の中山平温泉を指す言葉としてひそかに使っている。
 中山平温泉はとろりとした美肌の湯として知られ、言葉の用例はこんな感じだ。「トロリズムする?」(中山平温泉に行く?)。
 初めて入った時の感覚が忘れられない。漬かりすぎて湯あたりしたが、それでも癖になってしまうほど。同温泉の泉質は5種あるが、保湿成分のメタケイ酸を含むアルカリの温泉が多い。アラフィフおやじに美肌もないが、このぬるぬるの湯がたまらない。
 地元の人に聞くと、公衆浴場「しんとろの湯」の「しんとろ」も造語だという。雪が降る描写で使われる「しんしん」と「とろとろ」をつなげた言葉で、とろとろがしんしんと心身に染み渡るという意のようだ。
 JR陸羽東線の中山平温泉駅は今年開業100周年を迎え、温泉にも注目が集まる。仕事でストレスがたまってくると、ついついつぶやいてしまう。
 「トロリズムしたいな」
(大崎総局長 大場隆由)