「カメムシが大量発生した年の冬は大雪になる…」
 この俗説が気になっている。小春日和の先日、青森市内の実家2階のカーテンの裏に、10匹前後のカメムシが隠れているのを見つけた。悪臭をまき散らされないよう慎重に追い払った。
 20年ほど前に暮らした宮城県加美郡の今季の新米検査では「1等米比率75%と低調。カメムシの被害が予想以上に多かった」(宮城県版10月13日付)という。
 一方、東北農政局の本年産米の検査結果(9月末現在、速報値)では、青森県の1等米比率は97.5%(前年同期比4.3ポイント増)、主力銘柄の青森産青天(せいてん)の霹靂(へきれき)は98.9%と、今のところカメムシ類による深刻な被害は報告されていない。
 大量発生したか否かのデータはない。コメ着色粒被害をもたらす種と、越冬で家屋に侵入する種は異なるので、関連付けて推測するのも無意味かもしれない。
 ただ昨冬の青森市は記録的に雪が少なかった。雪が降らなければ経済が停滞、ドカ雪ならば生活自体に支障を来す。反動が心配だ。
 カメムシ退治の1週間後、今度はカマキリが実家2階の窓にへばりついていた。やっぱり大雪だろうか。
(青森総局長 長内直己)