サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の組み合わせ抽選会を扱った時のこと。紙面作りの参考にしようと過去の記事を検索したら、2009年の南アフリカ大会抽選会で、思わぬ紙面に出合った。
 朝刊1面の抽選会の記事は下の方で、トップ記事は「仙台J2初制覇 J1復帰に花」。横断幕を掲げるチームの写真が大きく扱われ、おなじみの顔、懐かしい顔が並ぶ。一瞬仕事を忘れ、見入ってしまった。
 あの時からW杯で2大会、8年になる。復帰1年目の10年に最終節で残留を決めると、翌年3月に東日本大震災が発生。6週間後のリーグ再開初戦での勝利と4位への躍進。12年の2位と13年のアジア・チャンピオンズリーグ出場。監督交代の混乱と再建。多くの記憶が、わずかな間に脳裏を駆け巡った。
 J1復帰後の年月はいつの間にか、復帰前にJ2で過ごした6年間より長くなった。今季はルヴァン杯4強の一方、リーグ戦は12位。浮き沈みはあったが、ともあれ「J1で戦う」年月を今後も重ねることができる。上を目指す戦いの基盤として、継続することの大切さも感じている。
(整理部次長 宮本伸二)