(1)「測量だけじゃない。○○会でなければ落札できない」と告げられた談合の話(2)「世界農業遺産になって良いことあるの」と疑問を投げ掛けられた話(3)「駅の移転より本数を増やして」と要望する利用者もいたJR陸羽東線塚目駅の話
 (1)~(3)のどれを書こうか迷ったが、正月も近いので幻の酒の話にしてみる。
 実は今、その酒を毎日のように飲んでいる。寒梅酒造(大崎市)の純米大吟醸「東北194号」のおりがらみ。「ささ結(むすび)」として販売されるはずだったが、農協出荷の仕込み米が「ささ結」の栽培基準を満たしておらず、急きょ登録品種名のシールを貼って売られることになった酒だ。
 てんまつを記事にした際、味のことを書けなかった。仕込み米は食味基準はクリアしており、酒はフルーティーで香り高く、生酒特有の華やかさがある。作り手の意欲が伝わる味だ。
 農協のミスで不本意な販売になったが、年明けには新たな仕込みが行われ、ラベルは元に戻る。だから二度と出回らない究極の「限定酒」。古里の秋田から届いたハタハタずしと、この酒で新年を迎えるつもりだ。
(大崎総局長 大場隆由)