冬場、天候の大荒れが予想されると、仕事場はぴりぴりした雰囲気になる。通行止めや速度規制など、交通事情がどんなに悪くなっても、いつも通りに新聞を届けられるよう、締め切り時刻を早めるからだ。
 首都圏で20センチ超の積雪を記録した先日、宮城県外向けの版は90分も繰り上げになった。その日は全国ニュースの中から、掲載するものを選び出し、割り振る面を決め、送られてきた原稿を整える担当。目が回るほどの忙しさだった。
 テレビのニュースを見たり、食事をしたりする余裕は全くなし。積み上がる原稿、写真を整理し、使うものに手を加え、レイアウトの担当者に渡し続けた。
 そんな日に限って何度も原稿が差し替わる。追加や訂正の箇所を確認し、行数もあまり変わらないよう短くして出し直す。予定を過ぎても来ない原稿も。焦らせないよう配慮しつつ、強めの言葉で催促した。
 作業を終えると、もうぐったり。しばらく勘弁してほしかったが、考えが甘かった。早速、翌日も同じ時刻に早まった。この冬、まだまだ寒い日が続くらしい。毎日、覚悟して会社に行くことにしよう。
(整理部次長 細谷隆)