あすの紙面で、2016年10月に誕生した解説のページ「ニュース深掘り」の掲載数が節目の50回を迎える。これまで災害対応や汚染廃棄物処理といった行政課題のほか、学内ハラスメントの実態、百貨店破綻後の動向をはじめとする社会・経済問題、プロスポーツの在り方など幅広いテーマを取り上げてきた。
 全国的な制度や仕組みを地方から捉えた視点、地元の小さな話題を俯瞰(ふかん)した考察、史実を基に今後を見据えた論評などを、記者それぞれの持ち味を生かしながら報じることができたのではないかと思っている。
 ニュース深掘りに似た欄はかつて、リポートの要素を強くせり出した「取材現場」や行政・政治の内側に迫る「インサイドとうほく」、2000年11月に始まり、11年3月の東日本大震災直前まで続いた「記者の視点」などがあった。いずれも筆力が要る「ロングラン」のコーナーだった。
 そう考えると、50回は単なる通過点。若手記者にとって論説系記事の執筆は難しく、分不相応と感じるかもしれないが、事象の真相を見極めて頭の中を整理する訓練の場になる。継続を力につなげていきたい。
(報道部次長 末永秀明)