長期連載「止まった刻(とき) 検証・大川小事故」に読者から多くの声が寄せられ、反響特集(4日付)を掲載した。1月12日に連載を開始して以来、取材班に届いたメール、手紙、はがき、ファクスは80通を超えた。
 取材班4人全員で回覧し、一通一通熟読した上で取材の参考にしている。報道部長をはじめ、写真部、整理部、制作部の担当者にもコピーを渡し、読んでもらっている。
 「涙が止まらない」「切り抜いて保存している」「出版してほしい」。読者から贈られた言葉の花束に日々、恐縮するばかり。
 もちろん、中には「児童遺族寄りだ」「強く踏み込みすぎだ」「核心に触れていない」など厳しい意見もあり、身が引き締まる思いだ。
 一通、気になったのは「後出しじゃんけんみたいな記事」という指摘だ。基本的に「後出し」という批判は、検証記事の宿命だと思っている。
 「後からなら何とでも言える」。読者の声に真摯(しんし)に耳を傾けつつ、「子どもたちの命を守る」というゴールに向け、歩みを止めるつもりはない。2度目の敗北は決して許されないのだから。
(報道部次長 山崎敦)