認知症サポーターの目印となるブレスレット「オレンジリング」。取材がきっかけで、仙台市シルバーセンターで1月にあった市健康福祉事業団主催の養成講座を受講し、受け取った。
 サポーターの務めは「認知症を正しく理解し、認知症の人や家族に対してできる範囲で手助けをする」。2時間の講座内容は講義と市民有志の寸劇で、認知症の症状や対応方法などを学んだ。対応の心得は「驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけない」。予防のポイントは「健康に努め、楽しみごとや役割を持つ」とのことだった。
 団塊の世代が75歳以上になり医療・介護費が増加する「2025年問題」。その年には厚生労働省の推計で認知症高齢者は約700万人に達する見通し。誰もが関わる可能性がある。
 「認知症にやさしいということは、お年寄りにもやさしいし、身体障害者にもやさしいはずです。それは結局、普通の人にもやさしいはずなのです」。39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された丹野智文さんは著書でそう述べる。そして「自分のこととしてとらえてほしい」と願う。胸に刻み当たりたい。(生活文化部次長 芳賀紀行)