今や「AI」という言葉が新聞に載らない日はないというほど、あらゆる分野の記事にAIが登場する。紙面では「人工知能(AI)」という表記を使っているが、その説明も不要と思える浸透ぶりだ。
 渋滞や食品ロスの解消も銀行の融資や顧客サポート窓口の対応も、AIにお任せ可能。話し掛けて相談すると献立を考えてくれる冷蔵庫が出たと思えば、恋愛の相談に乗ってくれたり、似合う服やメークを教えてくれたりもするらしい。
 AIに取って代わられ「あと10年でなくなる仕事」もどんどん広がりそう。医療や裁判への活用も進む。
 当デスク作業もAIにかかれば…。出稿をにらみ、自社の紙面に初報や続報が載っていたか、扱いはどの程度だったかと過去記事を調べるのなんか瞬時。
 多様な紙面を記憶させて「こんな内容でこんな感じに」と丸投げすれば、見出しもレイアウトも苦も無く作り上げるのだろう。降版時間に追い立てられてストレスをためるなんて不毛だ。
 「デスク日誌」だって上手に書いてくれそうだけれど、残念ながらまだ先のことのようなので、本稿はこれでご容赦を。
(整理部次長 阿久津康子)