この春は少しもの悲しい。同期入社の同僚が定年を迎えた。定年を前に退社した同僚も1人。三十数年前、共に希望に胸を膨らませ入社した。以来、悩みを語り合い、励まし合った同僚たちが社を去った。何とも言えない寂しさがある。
 一方で、この春も例年通り華やいでいる。プロ野球が開幕し、一足早くリーグ戦が始まったサッカーJ1と共に杜の都を熱くしている。桜も咲いた。街では真新しいスーツに身を包んだ若者の姿も目に付く。
 先日、サッカーJ1仙台がホームに長崎を迎え撃った。今季、昇格したチームとの初対戦。この新鮮さも春ならではだ。
 スポーツ部もメンバーが入れ替わった。長年、一緒に仕事をした記者たちが新しい職場へと旅立ち、代わって新顔が着任した。名残惜しさとフレッシュな思いをほぼ同時に感じるのもこの時期特有のものだろう。
 スポーツの魅力をどう紙面に凝縮するか、どう読者の皆さんに届けていくか、この古くて新しい課題に引き続き取り組む。定年まであと2年。残る時間は短い。それだけに、これまでとは少し違った思いで新年度をスタートさせた。(スポーツ部次長 相沢英幸)