縁あってレイアウトに関わった。記事に見出しを付けて紙面に割り当てるレイアウトではない。本社6階にある編集フロアのレイアウトのことだ。
 報道部と整理部からなる編集フロアはそれぞれの作業スペースが二手に分かれている。このため両部のデスクや整理部員は日夜、記事や写真を出稿する側の報道部と、受け取って紙面化する整理部の間を何度も往復する。朝夕刊の降版間際には走る人さえいる。
 新聞制作システムが来年更新されるのを前に、整理部の有志とレイアウトの改善を会社に提案し、受け入れてもらった。今秋に予定する編集フロアの大幅変更は1988年の新社屋完成以来、30年ぶりとか。
 同業他紙も参考に検討を重ねた図面がようやく出来上がってきた。まず目を引くのは、両部のデスクが組織の垣根を払って原稿をさばく円形のコーナー。ここから放射状に、整理部員が担当する面ごとに並ぶ。
 編集の動線を考慮した新レイアウトは、解散総選挙の投開票日のような鉄火場でこそ効果が試されることだろう。早期解散が取り沙汰され始めたが、問題は工事が間に合うかどうか。
(報道部次長 佐々木篤)