仙台と大分県竹田、長野県中野の3市は50年前、音楽姉妹都市の提携を結んだ。竹田は名曲『荒城の月』を作曲した滝廉太郎が少年時代を過ごし、土井晩翠を生んだ仙台とは浅からぬ縁がある。しかし、作曲家中山晋平の生地、中野とは一体どんな接点があったのだろう。
 竹田市長が先月「竹田と中山のつながりを見つけた」とブログで喜んでいた。竹田生まれの詩人佐藤義美の作品に、晋平が曲を付けていたそうだ。何と50年ぶりの出会い。仙台市によると、晋平と晩翠の共同作品は見当たらない。どうやら緩い関係の「3姉妹」だったようだ。
 しかし、早世した滝以外は、明治から昭和までの同時代を生き、詩や音楽を通して人々に喜びを与えてきた。そんな先人たちの古里が積み重ねてきた半世紀の市民交流である。3市長は先月、中野市に集まり、さらなる友好を確認した。
 ところで、中野は作曲家久石譲さんの出身地でもある。フィギュアの羽生結弦選手(仙台出身)は今季、久石さんの曲を組み合わせた作品(フリー)で勝負。これでトライアングルは完成ですか?(2017・2・13)