「音楽を通し思春期ならではの悩みを抱える若者をサポートしたい」。そんな熱意を胸に仙台の4人組ロックバンド、モンステラが2015年から太白区文化センターで楽器演奏講座を開いている。
 代表の尚絅学院大大学院研究生白鳥颯也(りゅうや)さん(23)=太白区=は語る。「勉強も運動も苦手で自信を持てずにいた私を変えてくれたのが音楽。自身の体験を踏まえ、自分ならできるという自己効力感、自尊感情を育くむ場にと始めた」
 市の助成を受けて月に1、2回の割合で開く講座は「マシュマロック」。11~25歳くらいの初心者を対象にエレキギターとベース、電子ドラムを教える。これまでに延べ80人が受講。中にはバンドを結成したり、挫折しかけた音楽の道に再挑戦したりした人もいたという。
 若者を巡る痛ましい出来事が絶えない昨今。「生まれたらどうにか生き抜いて」-。白鳥さんが心に刻むロックバンド、バンプ・オブ・チキンの曲の一節だ。「誰しもつまずくリスクはある。諦めないハートを伝えていく」と白鳥さん。3年目となる活動の広がりを期待したい。