8年ぶりに市役所の主が交代する今夏の仙台市長選。前回(2013年)の投票率は過去最低の30.11%だった。震災復興の真っ最中で、際立った争点を欠いたという要因があった。それにしても、有権者の7割が投票所に足を運ばなかった関心の低さは何とか改善したい。
 選挙離れの流れを食い止めようと「市明るい選挙推進協議会」が踏ん張る。かつては選挙浄化が中心の全国運動だったが、近年は投票率アップと主権者意識を高める社会活動に重心を移している。
 実動部隊は、区ごとに組織化されたボランティアたち。区民祭や地域イベントなどへの参加を通じて啓発活動に余念がない。泉区の推進協会長を務める秦健夫さん(73)は「選挙の時だけでなく、常日ごろからの結束が大切」と言う。
 高齢化などで委員の入れ替わりは多いが、現在は39人。会費制で親睦の機会を増やし雰囲気づくりにも気を配る。
 選挙啓発というかしこまった活動も気軽な姿勢で取り組めば、仲間も増え選挙への関心も広がるという。大いに賛成。下支えしているのはごく普通の市民だ。2017.5.31