始まりの一歩があしたなのだろう。宮城県高校総合体育大会は3日に主会期に入り、全35競技のうち30競技が5日まで仙台市青葉体育館など県内各地で繰り広げられる。この戦いを経なければ全国高総体(インターハイ)の道は開けない。
 県高総体に出場する選手約3万人にとって今年は特別である。来るインターハイが7月28日~8月20日に宮城、山形、福島の南東北3県(宮城は11競技)で開催される。宮城県高体連の大沼博之会長(利府高校長)は「生徒も、指導者も例年になく意欲的。県大会レベルから熱戦が期待できるので、皆さん盛り上げてください」と応援を呼び掛ける。
 運営面にも力が入る。競技によっては大舞台のリハーサルを兼ねる。記録収集、会場設営、交通アクセスのチェックなど抜かりなく当たりたい。
 戦いに臨む選手たちは今晩さぞかし緊張と不安の中で床に就くのであろう。エールを込めて、かつてマラソンの瀬古利彦選手らを早大で指導した中村清(故人)の言葉を送る。<若くして流さぬ汗は、年老いて涙となる>。悔いなき挑戦を。2017.6.2