仙台など東北南部に、梅雨が迫ってきた。平年だと12日ごろに入る。
 4月末の大型連休からここら辺りまでは気候がいいので、仙台やその周辺では週末ごとに祭りやイベントがあった。野外ロックフェスティバル「アラバキ」、仙台国際ハーフマラソン、青葉まつり、杜の都大茶会、とっておきの音楽祭…。
 しんがりが、きょう、あすの「東北絆まつり」だ。昨年までの「東北六魂祭」である。震災の鎮魂と復興を祈った六魂祭が6県を一巡したことで、「多彩な東北が、熱い絆でひとつになる。」をコンセプトに模様替えした。
 作家の五木寛之さんがかつて、新しい祭りの誕生について書いていた。<どこかその祭りはうさんくさく、なじみのない雑然としたものだったはずだ。年を重ねるにつれて、それが深味をまし、雅(みや)びな風情をくわえてくるのだろう>
 きょうは青葉区の勾当台公園で、東北の盆踊りが次々と披露される。誰もが、その踊りの輪に入れる。昔から、人と人をつなぐのは音楽と舞だった。温かい祭りに育っていけばいいなと思う。