「そば外交」が確かな実を結んでいる。愛好者でつくる宮城手打ちそば研究会の会員ら11人がことし3月、仙台市との国際姉妹都市締結から60年を迎えた米リバサイド市を訪れ、交流を深めた。
 きっかけはラスティ・ベイリー市長が来仙した2015年5月の歓迎会。研究会の柏倉寛充代表(66)=泉区=が「そばの魅力を広めたい」と伝え、実現した。一行は現地の教会に宮城県産を含むそば粉や道具を持ち込んで、そば打ちを実演。もりそば約70食を市民に提供した。
 市長も3人分を平らげ、関係者から「来年も来て」とオファーを受けた。5月には仙台国際ハーフマラソンに出場したリバサイド市の選手ら9人の歓迎パーティーを開催。宮城県松島町でヨットを楽しんでもらい、そばを振る舞った。
 「そばは世界無形文化遺産になった和食の代表格の一つ。海外の人々への発信は意義がある」と柏倉代表。研究会の外国訪問はキューバに続き2カ国目で、今度は仙台の姉妹都市、レンヌ市があるフランス行きを検討中だ。自慢のそばで世界を笑顔にする次の手も打っている。