地下鉄で帰宅途中、乗り合わせた若い男女の会話に耳をそばだてた。「(東北)楽天、今年調子いいよね」「強いよね。外国人が強いし、ピッチャーも則本が強いし、岸も強いし」
 男性の「強い」の用法に違和感を持った。「外国人がよく打つし、則本が調子いいし、岸も頑張っているし」ぐらいの感じだろう。相方の女性は、男性の表現をたしなめたり、正したりしてはいなかった。いわゆる若者言葉なのだろうか? 大学生が集まった席で聞いてみた。大方は同様の反応だった。後で1人が寄ってきて言った。「自分は違和感ないです。小学生はそんな使い方しますよ」。子どもっぽい表現らしい。
 夕刊で同じような用法を見つけた。球技の日本代表に選ばれた若いスポーツ選手の談話。「(先輩は)すごい人たちばかり。もっと強くなれる」。「もっと成長できる」といった意味合いか。
 6割を大きく超える勝率で突っ走る楽天。4年ぶりのパ・リーグ制覇、日本一も夢ではない。「美馬も強いし、銀次も強いし」。子どもに帰って喜び合いたい。