たかが紙飛行機と言うなかれ。全国の精鋭「パイロット」が11月4、5の両日、仙台市若林区の霞目飛行場に集う。全日本紙飛行機選手権大会(日本紙飛行機協会主催)の決勝。仙台での決勝開催は初めてで、各地で予選が行われている。
 紙飛行機設計の世界的権威で仙台市出身の二宮康明さん(91)=横浜市=が昨年5月、仙台市科学館にコレクションを寄贈。東日本大震災からの復興の途上にあり、協会会長を務める二宮さんの古里の仙台で決勝を開くアイデアが出た。被災した東北の子どもたちに外遊びを楽しんでほしいとの思いもある。
 決勝は14種目で約350人が臨む予定。専用の紙を貼り合わせる自作機を5回飛ばし、滞空時間を競う。例年、小学生から80代までの出場者が交流を深める。
 「設計は本物の飛行機と同じ。気象条件が刻々と変わる中、自然と対話しながら飛ばすのが魅力」と協会の荒木敏彦事務局長(70)。大空への憧れと被災地再生の願いを乗せ、笑顔が飛び交う2日間になってほしい。連絡先は日本紙飛行機協会03(3639)5698。(2017・7・19)