携帯電話をスマートフォンに切り替えた今冬、タクシーの「無料配車アプリ」があることを、遅まきながら知った。衛星利用測位システム(GPS)を利用したサービスは数年前に全国規模でスタート。最近は仙台でも導入する会社が増え、利用度が徐々に高まっている。
 アプリは全国対応と会社独自の2種類。以前は電話予約で自宅に来てもらっていたが、インストールしたアプリの操作に慣れれば簡単だ。スマホ画面に「○号車が到着しています」との連絡が入り、寒い冬も暑い夏も外で待たなくて済む。
 自分の位置情報を伝え、最も近い場所にいる車に指示されるサービスなので、不案内な土地や、空車がつかまらない場所で急ぐ時に効果を発揮する。ある運転手は「多い日は5件ほど。早い時はアプリ予約が入ってから30秒で道路脇のお客さんが見つかることもある」と話す。利用客のほとんどは若い人だという。
 われわれ中年世代は自宅に呼ぶことだけで便利だと喜び、路上の若者たちは数多いスマホ機能の操作の一つとして、タクシーをさらりと呼んでいる。