数年前、安倍晋三首相が「ゴルフ場利用税(地方税)を見直したい」と発言したことがあった。総財源が減って困る麻生太郎財務相も乗り気。ゴルフ好きの政治家は構わないかもしれないが、廃止されたら自治体はたまったものではない。
 もはやゴルフは大衆化している。ただ、やらない人は今でも「ぜいたくな娯楽」と思いがちかも。そんな訳で「ゴルフをしていて不在でした」と、政治家が謝る姿は、どうも印象が良くない。
 2001年、米潜水艦と水産高校実習船がハワイ沖で衝突した時、当時の森喜朗(首相は朝からゴルフに行っていた。連絡を受けた後もプレーをしていて批判を浴びた。釈明もまずかった。「止まったら他の人に迷惑をかける」「私が行かないことで何が遅れたのか」。これを引き金に森氏は退陣に追い込まれた。
 地元が大雨のさなか、宮城県にゴルフをしに来て、翌日の会議にも遅れた佐竹敬久秋田県知事。立つ瀬がなかろう。ゴルフが悪いのではない。危機意識のなさが問題だ。これからはせめて県内で。税収増に貢献することにもなりますよ。