火事や事故、災害の現場で、人命救助に当たるレスキュー隊員。全国の精鋭たちが集い、訓練の成果を競い合う第46回全国消防救助技術大会が23日、宮城県利府町の県総合運動公園である。
 命綱を着けた後、15メートルの垂直はしごを駆け上がる「はしご登はん」、煙が充満した空間から人を見つけ、安全な場所まで搬送する「ほふく救出」、水平にロープを渡し、隣のビルに進入して人を助ける「ロープブリッジ救出」…。陸上、水上の2部で、計16種目が実施される。
 披露するのは全国9地区の予選を勝ち抜いた1000人。「大会は全国の隊員の憧れ、誇りを懸けた場。磨き上げた救助技術、手を抜かない姿勢、強い精神力を見てほしい」と仙台・宮城実行委員会事務局の渡辺薫さんは力を込める。
 会場では、防災・減災の知識を紹介する展示、科学実験と講演を組み合わせた「防災エンスショー」、レスキュー隊の体験コーナーなどもある。
 東日本大震災から6年半。住民の安全を守り続ける隊員たちに感謝しつつ、備えの大切さを見詰め直す機会にしたい。