3年後のきょう8月9日は、東京五輪の最終日に当たる。日本は金メダルが幾つ取れているか。真夏の大会は暑くてさぞ大変だろうが、とにかく大きな事故や災害がなく終幕を迎えてほしい。
 都内で、新しい都構想をテーマにした小池百合子知事の講演を聴いていたその日、築地の場外市場で火災が起きた。場外市場は、豊洲に移転する公設の場内市場とは別。飲食店や海産物販売店が立ち並ぶ観光客向けの商店街だ。
 東京には古い木造店舗が密集する同じような繁華街が無数にある。安全・安心な「セーフシティ」を目指す小池構想のアキレス腱(けん)だろう。「自助・共助・公助の連携による防災力の向上」の目標は可能なのか。わが事のように心配だ。
 講演で小池氏は五輪のボート・カヌー場の整備費が最終的に圧縮できたことを挙げ、有効な支出の重要性を指摘した。
 安倍政権の内閣改造にも触れ、「五輪相の鈴木俊一さんは岩手出身。復興五輪を進めるにふさわしい人」と期待を込めた。東北には敏感だ。どうやら「復興五輪」は、お忘れでなかったようだ。