「シュッ、シュッ、ポッポ」「ガタン、ゴトン」と言えば、子どもの頃から慣れ親しんだ汽車・列車の音だ。
 なぜこんな擬音語(オノマトペ)が生まれたのか。東北福祉大(仙台市青葉区)の鉄道交流ステーションで開かれている企画展「鉄道のオノマトペ」で、それを解き明かしている。
 「ガタン・ゴトン」は台車の車輪がレールの継ぎ目を通過する音。「シュッ、シュッ」は停車中、シリンダーにたまった水滴を出す際に、白い湯気が勢いよく出てくる音、「ポッポ」は「ブラスト音」という排気音。鉄道の技術からみても理にかなったオノマトペである。
 「チンチン電車」や初期の新幹線の「ビュワーン」という音の由来も示し、オノマトペが登場する小説や漫画と共に展示。「擬音は外国にもあるが、日本は特に発達し、表情のある言葉になった」と学芸員の鈴木佳子さんは説明する。
 今はレールも長くなり、継ぎ目を通る音のリズムも変化。新幹線もかつてとは違う音で走る。現代の「鉄道のオノマトペ」はどんな言葉になるのだろうか。