ひらがな3文字の題字を目にするたび頭が下がる。心臓病患者やその家族でつくる仙台市の「星陵心臓友の会」が、毎月欠かさずに発行している機関誌の「こどう」。今月で第552号を数えた。
 友の会は1971年、東北大病院で心臓手術を受けた患者らが支え合って長生きをしようと、病院のある青葉区星陵町にちなんで設立。心臓の「鼓動」に由来するこどうは同年7月の第1号以来、前会長の渡部格さん(90)=若林区=が自宅に置いた事務局で発行を続けてきた。
 毎号、全国の会員からの寄稿や東北大医師らの論文などをB5判、20ページほどにまとめている。事務局の新築移転を機に名誉会長に就いた渡部さんに代わり、2年前の春から理事で事務局長の小島博仁さん(62)=泉区=が編集を担う。
 この46年で医療技術は進歩を遂げ、心臓手術は日常の医療行為となった。会員は一頃の2000人が800人に減ったが、小島さんは「会員の『心のよりどころ』の使命は色あせていない」と言う。
 友の会は年会費3000円。連絡先は事務局022(296)0584。