2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会はどんなつもりだろうか。
 村井嘉浩宮城県知事と亀山紘石巻市長は先頃、聖火リレーの出発地に石巻を選んでほしいと組織委に要望しようとしたら面会がかなわなかった。「各自治体から要望を受けると、今後の検討に支障を来す恐れがある」と断られたという。結局、小池百合子東京都知事と鈴木俊一五輪相に相次ぎ会ってお願いした。
 両大会の東京招致は、振り返るまでもなく東日本大震災からの「復興」が理念だった。しかもサッカー競技の会場地の一つは宮城で、旧国立競技場の聖火台が現在石巻にある。村井知事が指摘するように、宮城は「組織委からすれば仲間」ではないか。他の自治体とは異なる。
 聖火台の返却も気になる。借用は日本スポーツ振興センターとの約束で19年3月末まで。聖火リレーのルート発表は同年夏ごろで、リレーのスタートが大会開幕の「およそ100日前」だから、いずれのときも聖火台がある可能性は薄い。
 やきもきする被災地。組織委に聞いてみたい。「復興五輪」って何ですか。