仙台市青葉区上杉地区に多いマンションの居住者を対象に、地域活動に関するアンケートを同区が実施している。わが家にも調査票が届き、区役所を訪ねてみると、「私も上杉のマンション住民。アンケートの対象者です」と担当者。
 移り住んだ十数年前、上杉は不動産大手によるマンション建設ラッシュのさなかだった。東日本大震災後も傾向は変わらず、愛宕上杉通の沿線を中心に年数棟新築される。藩制期に「お屋敷町」だった住宅地は今、低層の一戸建てと中高層のマンションがモザイク状に混在する。
 アンケートは地区内の分譲タイプ約100棟の約5000世帯が対象。居住者間の付き合いや地域との関係、町内会の加入状況などを聞いている。年度内に結果をまとめ、地域コミュニティー形成の支援策の切り口を見いだしたいという。
 震災当時、マンションのロビーにホワイトボードが置かれていた。飲料水の入手方法、営業中の銭湯といった生活情報の善意の書き込みに、物心両面でいかに救われたことか。地域のまちづくりにアンケートが大いに役立つといい。