主人公は28歳の男性会社員。学生時代に借りた奨学金の返済に苦しんでいる。そんな中、日本はテロとの戦いのため自衛隊の多国籍軍参加を決定。憲法改正で定めた「国家緊急権」を発動し、奨学金貸与者に自衛隊の後方支援を求める…。
 仙台市青葉区のエル・パーク仙台で24日、披露される演劇「ラストオーダー2」は、憲法9条を失った社会を仮想した舞台だ。主催は仙台弁護士会の若手有志でつくる「劇団ナインピア」。18人の演者はもちろん、監督も脚本も弁護士という意欲作で、改憲の是非を問う。
 公演は2007年以来2回目。当時にも増して改正の動きが強まる中、団員らから「もう一度、劇で問題提起を」との声が上がり、本業の合間を縫って年明けから稽古を重ねてきた。
 「憲法問題を自分に引き寄せて考えるきっかけにしてほしい」と団員は口をそろえる。「難しい」と敬遠する前にまずは観劇で、法曹の次代を担う人たちの思いを受け止めたい。公演は午後1時半と4時。当日600円。問い合わせは十河(そごう)法律事務所022(212)1603。