仙台市太白区鈎取1丁目の住宅街の一角。木造2階の一軒家に住民らが集いにぎわう。予約制コミュニティーサロン「憩いの家 遊楽」。サークル活動やクラス会、イベントなどに利用される。
 オーナーは近くに住む佐藤運司さん(84)。妻キミ子さん(82)と切り盛りする。間取りは1階に居間と和室(計24畳分)に台所。2階は防音でカラオケ設備のある洋室(18畳分)。長女と孫が手伝い、提供する手作り料理は「おふくろの味」と評判だ。食材の野菜は運司さんが栽培し、漬物はキミ子さんが仕込む。
 80歳まで会社勤めを続けていた運司さん。「高齢化が進む中、お年寄りらが交流する場を提供し、地域に貢献したい」と思い立ち、私財を投じて2011年11月オープンさせた。口コミで広がり、今では地域外からの利用も。「訪れる人たちの笑顔が励み。人と接し、会話を楽しむことが健康の源」と口をそろえる。
 生き生きとした二人の姿に元気づけられる。その朗らかさが人を引き付けるのだろう。<秋晴の茅舎を訪(と)へばよろこべり 星野立子>