インターネットもファクスも無縁の時代。はがきで曲をリクエストした自分の名前が読まれるかどうか、真夜中に流れるAMラジオの番組に聞き耳を立てた。匿名やペンネームで投稿するのは少数派。個人情報なんてどこ吹く風だった。
 若者が熱狂した深夜放送の全盛時代があった。東北で草分けとなったのが、日曜の深夜零時から放送された東北放送(TBC)の『AMO東北ヒットパレード』。1969年に始まり、後に『ジャンボリクエストAMO』と名前を変え、87年まで続いた人気番組だった。
 TBC開局65周年を記念したラジオ特別番組として、10月1日(午後7~9時)に、一夜限りで復活する。初代の担当だった安田立和さん、高荒葵さんの往年の名コンビが、生放送のパーソナリティーを務めるという。
 軽妙な安田さんと快活な高荒さんの掛け合いは、当時抱いていたアナウンサーの「規格」を破ってくれた。今だから話せる裏話や、熱いヤングの思い出を聞いてみたい。高荒さんが発した「パンパカパーン」もぜひお願いします。