「あいうえおばさん」。さまざまなハンディのある子どもたちが主役のミュージカルとして2005年、仙台市のNPO法人「ミューズの夢」が初演した。楽しい言葉遊びがいっぱいの歌は、全国のお母さん合唱団にも愛唱されている。
 原作は、前年に出た同名の絵本(星雲社)。作者、作曲者の山田耕一さん(71)=仙台レコード・ライブラリー社長=は「絵をかいてくれた素晴らしい画家を、ようやく仙台で紹介できる」と、5日に始まる個展を心待ちにしている。
 画家は鎌倉市の目崎一登さん(62)。原作の絵本と同様に、子どものいる風景や、犬、猫との何げない触れ合いを、ぬくもり、愛情のこもるタッチで描く。
 山田さんは宮城教育大で音楽を学び、卒業してシンガポールの日本人学校の講師になった。その時の教え子の1人と後に結婚したのが目崎さんだ。「絵本の打ち合わせを重ねるごとに、ほのぼのとした画風と人柄に魅了された」と話す。
 個展は20点を披露し、「あいうえおばさん」の原画も紹介する。青葉区定禅寺通の阿部敬四郎ギャラリーで17日まで。