仙台市地下鉄の泉中央駅。改札口と周辺の商業施設をつなぐ通路が人気だ。通り過ぎるだけだった空間がおしゃれな広場に生まれ変わり、駅を利用する学生や買い物客でにぎわっている。
 整備されたのは昨年11月。新しい商業施設ができるのに合わせ、通路に面したバイク駐輪場の一部を移設したり、幅広のらせん階段を取り除いたりし、広々とした空間を創出。そこに、住民が気軽に発表できるステージと、起業に向けてチャレンジする店舗のエリアを設けた。
 共に本格的な利用は今年5月から。高校の文化部やチアリーダー部の発表会、地域の催し、サッカー日本代表の試合のパブリックビューイング、ライブ…。週末を中心にステージは活気づく。しゃれた車両を使っての店舗も、広場での憩いに欠かせない存在になっている。
 東日本大震災で傷んだ箇所もあり、どこか寂しげだった一帯が明るく、きれいになった。泉中央駅前地区活性化協議会が運営する。「街の一体感、求心力を生み出す場所になれば。さらなる仕掛けを考えています」と事務局は意気込む。