ことしの「中秋の名月」は、4日だった。ススキや団子を供えて楽しんだ方も多いだろう。別名「芋名月」。サトイモの収穫期に当たるからだ。「豆名月」というのもあって、旧暦9月13日の「十三夜」を指す。ことしは11月1日でかなり遅い。この豆とは枝豆のことだ。
 先の日曜、角田市であった第15回「ずんだまつり」が大盛況だった。来場者のお目当ては市内で栽培されている「秘伝豆」。大粒で甘味があって香りがよく、実にうまい。かつては農家の自家用だったが、角田の盛り上げ役として表に出したら、多くのファンがついた。品質管理に独自の基準を設け丁寧に育てている。
 祭りを当初から支えているのが、加藤良市さん(79)。島根に住む女性が宮城の親戚に「かまぼこも牛タンもいらない。秘伝豆を送って」とお願いしたというエピソードを、誇らしげに話してくれた。
 収穫はそろそろ終わるが、ゆでるかずんだにし、冷凍しておけば十三夜のお供えにできる。来月半ばにお目見えする乾燥豆も絶品だそうだ。連絡先は市観光物産協会0224(61)1192。