「仙台人は一番に『はい』と手を挙げられない」「街を自慢しない」「自分たちがどう思われているのか気にする」
 カードゲームを通じ「仙台人」のアイデンティティーを探るイベント「仙台ナンダ札」で、参加者たちからこんな言葉が出された。
 2~6人単位で質問カードをめくり、思考を巡らせながら対話する。6月開催のイベントには、大学生から70代までの約90人が参加した。このとき語られた数々の言葉がまとめられ、13日から青葉区大町の東北リサーチとアートセンターで開かれる記録展で公開される。
 記録を見る限りでは、仙台人は静かで奥ゆかしく、消極的という傾向。自発性やエネルギッシュさを想起させる言葉は、ほとんどなかった。
 仙台という土地柄について、うっすらと感じていたものが、言葉として顕在化したということだろうか。主催のせんだいメディアテーク企画・活動支援室の渡辺曜平さんは「記録展で出会う言葉を共有し、新たな気付きにつなげていってほしい」と呼び掛ける。