タイでは選挙投票日の前日から国民に飲酒を禁じる。二日酔いで間違った判断をしては困るからという。宮城県選管が、高校3年生用にと初めて作ったパンフレット「新しい有権者のための選挙講座」のミニコーナーに書いてあった。
 どの国も公正な選挙を通じて、政治を身近なものにする工夫や改革に取り組んでいる。そんな雑学も織り交ぜ、選挙の意味や投票の仕方、選択のポイントなどをコンパクトにまとめている。
 知事選に間に合わせようと夏から作り始め、完成に近づいたところで衆院選とのダブル日程となった。手にした121校の新有権者は活用のしがいがあろう。
 期日前投票のため先日、仙台市内の投票所に出向くと、入り口の前に長い列ができていた。高校生らしき若者は見当たらなかったが、今回の関心度は高い。
 「自分は何を求めるか」とパンフは心構えを助言する。人を選ぶことは自分を知ることでもある。投票日まで考え、迷い、託せる人を見つけてほしい。二日酔いとはもちろん無縁の18歳。すっきりした頭で確かな判断をしてくれるだろう。