白バラがなぜ、この運動の象徴となったのか。「いつまでも変わらない」などの花言葉とも結び付かず、元締役の総務省でも由来は定かではないようだ。
 ただ、明治に普通選挙実現を求めた人たちが胸に着けて活動していて、1955(昭和30)年にあった普通選挙30周年・婦人参政10周年記念大会のシンボルに使われたという。以後、その清楚(せいそ)さが運動の趣旨である「清潔さ」につながるとして、広く用いられたとみられる。
 明るい選挙推進運動である。おそらく買収も供応も受けず、義理人情に縛られることもなく皆さんが行使したであろう1票の結果はゆうべ、はっきりと出た。
 ここにもバラは顔を出す。国政選挙で5連勝し安倍晋三首相は、当選した自民党の候補者名に赤バラを付けていった。仙台では、4選を果たした村井嘉浩宮城県知事が笑顔で花束を手にしていた。
 安倍さんと村井さんは、これからも権力の座に居続ける。2人に花を贈るならキンモクセイがお勧めかも。その芳香に比べ小さく控えめな黄色の花。花言葉は「謙虚」。どうか、おごることなく。