10月は大豆関連の記念日が多い。1日しょうゆ、2日豆腐、12日豆乳と来て13日が豆。風習にちなんだり語呂合わせだったり由来はそれぞれだが、10月は全国豆類振興会が定める「豆月間」でもある。
 そんな予備知識はなかったが、仙台に大豆専門店ができたと聞き、のぞいた。青葉区一番町4丁目に今夏開いた「だいず屋豆〇(まる)」。大豆のうま味がダイレクトに堪能できる豆乳のほか、一番人気の豆乳ソフト、品種別の納豆や豆腐、いり豆、煮豆、甘納豆などが所狭しと並ぶ。
 宮城県美里町の大豆卸販売「大豆カンパニー」が営む。青葉区五橋で4年営んだ豆乳専門店を移転拡充した。本木純社長(37)は「おいしく健康にいい大豆の魅力を伝え、いずれは大豆の国内生産を支える流れをつくりたい」と夢見る。
 輸入大豆に頼った激安品が広がる。豆腐1丁28円、納豆3パック48円…。国内の大豆生産現場まで弱体化させかねない消費の現状に危機感を強めての挑戦だ。
 宮城県は大豆の作付面積国内2位。自称「大豆の伝道師」の警鐘に、マメにこらえられる産地の消費者でいたい。